Seia Mia Story

闘病ニートのminimalistへの道のような日記

小説 その7「的確な矢印」

小説 その7「的確な矢印」

 

我が輩は、的確だ。必ず使用する主を的確な場所に導く。そう。それは約束されたようだ。どんな悪路だとしても主には心配させない。しかし、我が輩はこの青い星だけしか生きられぬようだ。

 

主は、街を歩くのがとても好きだ。我が輩をよく利用してくれるので楽しみにしている。郊外になるとより使用頻度が高くなる。片時も我を使わなかったことはない。いつも一緒だ。

 

そんな私でも活火山は苦手な場所だ。暑い場所が苦手ではないのだが、いつも調子が狂うのだ。なぜなのかは、わからない。

 

そして、私といつもパートナーを組むのが大きな紙だ。詳細な記号が書かれているが、我が輩にはよく分からない。でもそれをつかって主は目的を達成するのだ。結果が良ければすべてよしということだろう。

 

「なあ、パートナーよ、君の真名は何なんだね?」

「私ですか?私は地図ですよ。この星や宇宙の彼方まで征するのが私の役目です」

「ほう。私がいなくても宇宙ではどうやってやるんだい?」

「星と星の間などから距離を測定して、現在地を割り出すんですよ」

「ほう。なるほど。それが我が輩の別の存在か」

「そうですね。あなたの真名は、コンパスでしょう?」

「ご名答。いかにも私はコンパスだ。使用者を的確な場所に導くのが我の役目」

「方角以外はどんなことができるんですか?」

「そうだな。簡単にだが傾きを計ることができる」

「傾きを?では、たとえば90度はどうやって?」

「北に一変を合わせたら、そこから90度も東に方角をずらせば知ることができる」

「それ、計る対象が水平じゃないとできませんよね」

「まあ、そうだな」

「意味ないじゃないですか」

「それじゃあ、君はどうなのかね?地図君?」

「私は、様々なことができますよ」

「現在地までに行く道のパターンを知ることができますし、どんな場所があるのか、ただ見ているだけでも面白いですよ」

 

「そうか。なら私はどこまでも主についていくだけだ」

「そうですね。私もおなじくです」

 

 

end...

 

 

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終わらせました。今回はちょっと調子が悪かったですね。