想像日記

思ったこと伝えたいこと

小説 その4「三色顔」

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三つの顔

僕はいつも感情がころころ変わる。僕だったり、私だったり、我々だったり、一人称だったり、多数の存在だったりする。そんな僕でも一番長続きするのが僕なんだ。

 
たまに、他の僕たちの話をすると、四つ顏や五つ顔、さらには六つ顔もいるらしい、そして二つ顔や一つ顔もいるんだって。僕には想像できないな。三つ顔がちょうどいいと思うよ。
 
そんな僕が、ある日起こった出来事について話そうと思う。あれはいつだったけな。そうだ二年前のことだったよ。
 
いつもの通り、ニコニコしていたら、急に元気がなくなって、他の顔達もしずかになっちゃたんだ。すると素早い者たちが、混乱すると思ったんだけど、僕がいなくても冷静になったんだよね。
 
「俺たちが誘導するから、大丈夫さ」
 
そう言ってくれたから僕たちは、元気が出るまで安静にすることができたよ。
 
数日立ったら、隣の子が顔を出したんだ。僕とあとの子はお休みだったよ。なぜなんだろうね。
 
でもうつむいたり顔を挙げたり、不安定だったよ。どうしたのかな。心配だったから、なぜそうなるのか聞くと、
 
「私にもわからないの。元気が出なくて動きたくないよ」
「でも動いているじゃん。なんで?」
「だって私が動かないと周囲が危険になるんだよ」
「そうなんだ。わかったよ」
 
僕はよくわからなかったけど、その子が動くのは周囲のことが心配だからなんだね。優しいね。
 
こんなことがあったんだよね。今はもうあまりこういうことは無いよ。緊急事態だったからかな。
 
じゃ、またね。
 
 
end...
 
 
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さて、何をモチーフしたか解りますか?とても身近な題材にしたので解るはずです。なぞなぞではありませんから。